世界一の舞台転換を
はじめまして。こんにちは。
春ですね。
とてもいい季節なのに不安は増していくばかり。
宝塚も先日6月中の公演中止が発表になり、私も大変ショックを受けている。
自宅にこもりきりだと良くないし、ひっそりブログをはじめてみることにした。
舞台転換に興奮する女による、舞台転換に興奮した事ない方のための、新しい宝塚の観劇方法をご紹介する。
そっと見守っていただけるとありがたい。
母の影響で物心ついた時には宝塚のファンだったと思う。
サラブレッドヲタクというやつだ。(そんな言葉はないが)
宝塚の世界が常識だった幼少期はルイ14世の「朕は国家なり」で笑えるクラスメイトが不思議だったし、恋をしたらすてきな音楽が流れはじめるのだろうと本気でおもっていたこともあった。サラブレッドヲタクというやつだ。
そうやって青春がゆがんだ常識に縛られていたが今でも縛られ続けてる。
あの素敵な世界に。あそこは楽園だ。エデンだ。
成長するにつれ舞台を操る人になりたいと、これまたなぜかオペラ座の怪人のような思考回路だが、おかげですこしだけ舞台に詳しくなった。
しかし私の知識など非常に薄く、たいして持ち合わせていないのであまり怒らないでもらいたい。怒られるのこわい。
宝塚の素晴らしいところは全てが宝塚制であるということではないだろうか。
“タカラヅカレビューカンパニー”というだけあって本当に全てがメイドイン宝塚!
役者、劇場、演出家、衣装、運営スタッフ、DVDを作る人ですらも全て。(中には子会社もあるけどね)
これだけの規模のカンパニーは日本で宝塚だけなのではと思う。
そしてみなさんが一度は目にしたことのあるだろうあの大劇場の中にほとんどの作業場があるのをご存じか。
舞台の近くに衣装さんの作業部屋があると聞いたことがあるし、大道具さんの作業場はなんと舞台の真裏だ!
夢の舞台が公演されている後ろではトントンカンカン工事現場みたいなのがひろがっていると思うとなんだがすごい。防音もすごい。
さらに宝塚は舞台転換も世界一!と謳われている。
舞台転換の速さもさることながら、転換数も尋常じゃないのだそう。
そのお手伝いに一役買っているのが、舞台機構。
舞台機構とは何ぞや?と思っている方もいるだろうか。
舞台機構とは、舞台上にある装置で演出をより効果的にするための装置のことをいい、音響や照明機材などはもちろん、せり舞台や廻り舞台、オーケストラピットなども含んでいる。
宝塚の舞台機構にはせり舞台などがあるのはもちろん、宝塚とならではの装置である大階段、銀橋などもその一つだと言えるだろう。
ここでは宝塚がどのように舞台機構を駆使し“ 世界一の転換”を実現しているのか研究した結果を発表していきたいと思う。
次に実際に使われている舞台機構をご紹介している。
どうぞお付き合いください。